Reflection from Yumiko Miura

 2014 FSUCラダック コクリエーションツアーを終えて

 今回のツアーは、「ラダック叡智のフォーラム(LWF)を共同創造し、これからの生き方を開発(かいほつ)する14日間」というサブタイトルがあったことを、今あらためて観じさせていただいています。FSUCさんのツアーは今までにない、既存のツアーという言葉の枠には収まらない、全く新しいスタイルのツアーだと思います。ツアーの間、「FIELDSHIP UNIVER-CITY とは?」と深く想う事がありました。共通の目標に向かって、学び、成長し、それぞれのライフワークが違いをこえて合流し、活かされ合い、共同創造を通じ、ゆたかな地球の新しい社会をかたちづくっていく。それぞれの存在のまるごと、生きていることの本質のまるごとが、鮮明にある場。なんと表現してよいか、いつも体感するのは一言でいうと、「生きている心地がする」ということです。

 連繋事業体として、会員さんと共に参加させていただきましたが、LWFやその他の機会を通じ、会員さんのずっと取り組んできたライフワークが生き生きと輝き、ご活躍いただけたこと、また私たちNPOの発起から現在までの流れ、活動目的、日本社会で起こっている諸問題と新しい価値観の現れなどをラダックの若い世代に伝えることが、急変する現代ラダック社会の中で今まさに、必要とされていたことであり、とても貴重な機会でした。

 環境の異なる土地で、様々な課題がある中、互いの信頼のもと、学びを実践し、目標を実現していく経験を積ませていただきました。そのプロセスは、大変さをこえて、愉快な程、歓びにみちていたと思います。

 ツアーを通じて、私たちの用語で表現すると、watashi、Watashi, そして地球大学のWATASHIまで、一体になっている様でした。

 ツアーが終わったあとも、引き続き様々な場面で、変化の波が静かにおきていることを観じます。地球の新しい時代、プラネタリィな社会のまっただ中に息づくUNIVER-CITY LADAKHの躍動とともに、更なるコクリエーションを続けていきたいと思います。日本からの絶えざるサポートを、真にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。

NPO 000 PAF GLOBAL UNIVER-CITY

コーディネーター 三浦 裕美子